沖縄の植物で草木染めにチャレンジ!

南城市立玉城小5年 青栁まり愛 2年 青栁乃愛

月桃の色引き出したい



沖縄の植物で草木染めにチャレンジ!
月桃を使って染めたさまざまな素材の布を並べて見せてくれる(左から)青栁乃愛さんとまり愛さん=南城市


 月桃を使って染色に挑戦中だ。葉・茎・実に分けて染まり方の違いを確認する。目標はきれいなピンクに染めることで、染液に使う月桃の最適な分量や染め方を探っている。

 布に色を定着させる媒染液には焼ミョウバン、鉄(釘)、銅(10円玉)を使い比較する。使う布も綿、絹、麻などの植物性のものと動物性の羊毛、アクリルを準備した。

 「染液→媒染液→染液」の順に布を浸すのが1回の工程だ。これまでの実験では、葉を煮出した染液は黄色に、茎や実の染液はピンクになったが、ミョウバンにつけると黄色に変化した。

 月桃が持つ本来の色を引き出したいが「なかなかうまくいかない」。月桃を活用し南城市を元気にする「月桃再発見プロジェクト」参加者が近所に住んでいるため、インタビューしてみる予定だ。

〈一言アドバイス〉


 月桃に異なった植物を混ぜると目標のきれいなピンク色を出せるかも知れません。混合した草木染めでは絵の具を混ぜるようにいろいろな色が出せると思います。色の変化から化学の世界をのぞいてみましょう。(與儀)

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