ダンゴムシのひみつにせまれ 高松梨々花、新屋樹、仲宗根来南、新垣琉佳(垣花小4年)
ダンゴムシを飼育、観察し、生態の秘密に迫る(右から)高松梨々花さん、新屋樹君、仲宗根来南さん、新垣琉佳さん=那覇市の垣花小
脱皮や交尾詳しく観察
校庭にダンゴムシが多いことから、ダンゴムシの秘密に迫ろうと観察を始めた。自宅でも28匹を飼育する新屋樹君はこれまで、脱皮や交尾を観察した。「体の前半分が白くなったので異常を感じた」と新屋君。動画撮影しながら観察を続けると、翌日には皮が落ちていた。「一生のうちに7、8回脱皮するんだよ」。ダンゴムシを手に語る新屋君に仲宗根来南さんは「ストレスになるから容器に戻してから説明した方がいいよ」とダンゴムシを思いやる。
オスとメスを容器に入れた実験。新屋君が「オスは積極的だけどメスは会ったばかりでとまどったのか嫌がっていた。何日かしたら交尾した」と説明すると、仲宗根さんは「好きになるのを待ってたんだね」。
新垣琉佳さんは「環境が変わったら生態も変わるのかな」、高松梨々花さんも「祖先は水中にいたのに、今はなんで土の中にいるのかな」と興味を持っている。
一言アドバイス
沖縄のダンゴムシについて詳しいことはほとんど知られていません。ダンゴムシの種類や行動を写真やスケッチで記録しておくと素晴らしい研究になります。(安座間)