水の不思議 Part2 K&I 安座間希織、我謝伊吹(宮里中2年)
水の跳ね方について、分子レベルで解明しようと試みる(右から)我謝伊吹さん、安座間希織さん=沖縄市の宮里中
条件変え 跳ね方実験
昨年、プールに水泳用の帽子とゴーグルを一度に落としてしまい、水の跳ね方が違うことに気付いた。直後から水や食塩水に物を落とし、跳ね方を調べ始めた。
研究は2年目。昨年は物を落とす高さが一定ではないなど正確な実験ができなかったと感じた。今年は方眼用紙の上に水を入れた容器を置き、アルミニウム、銅、鉄と大きさは同じで重さの違う立方体を一定の高さから落とし、跳ねた水の跡をペンで囲み記録する方法にした。
常温、50℃の湯、濃度の違う食塩水に金属を落としては、跳ねた水が乾くのを待ち、ペンで跡を囲む地道な作業。水は落とす物が重いほど跳ねる量が多く、食塩水ではその逆になること、食塩水の濃度が高いと跳ねる量が減ることなどが分かった。
授業で分子について学んだ2人。水が跳ねるという現象を分子のレベルで考察するのが目標だ。
一言アドバイス
水が飛び散る様子は粘性にも関連があると思われるので、いろいろな温度における水の粘度のデータを用いて飛距離との相関を調べてはどうでしょうか。(與儀)