省エネについて考えよう 比嘉啓太・奥一生・加古暁海・我如古陸斗 神森小学校6年



電力の消費の差はなぜ? なかよく楽しく調べる加古暁海君(右端)ら4人=浦添市神森小


風力発電、太陽光も


  電力の消費に差があるのはなぜか。神森小6年の加古暁海君は疑問に思い、同じクラスの比嘉啓太君、奥一生君、我如古陸斗君に「調べてみよう」と声を掛けた。4人は「省エネ」をテーマに、LEDや白熱電球などの消費量を調べている。
 研究は夏休み前から始まった。今は、学校の理科室に週1回集まり、同校の理科の先生の指導の下、放課後、実験をしている。これまで、手回し発電器を使い、回数によってにコンデンサーに電力をためどれくらいの時間明かりが続くかを調べた。
 50回は白熱電球で22秒。LEDは43分。200回で、LEDは約1時間明かりがついた。
 風力発電も研究もしている。理科の先生が作った小さなプロペラを回して実験している。下敷きや、大きな画用紙と同じ大きさのベニヤ板をあおいで風を送る。大きさの違いで、プロペラの回る速さが明かりにどうつながるか。また、小さな太陽光パネルも利用している。
 仲良し4人組は理科が大好き。理科室は元気な声が絶えない。指導する先生は「電気の秘密を探って」と期待を寄せる。

識者コメント


 電気のエネルギーは光や熱に換えることができ、同じ明るさの白熱電球、蛍光灯、LED電球が出す熱量はそれぞれの電球で電力消費に差があることがわかります。省エネに関連して地域に合った発電方法を調べることも大切です。(與儀)

主催:琉球新報社 共催:一般財団法人 沖縄美ら島財団
〒900-8525 沖縄県那覇市泉崎1-10-3  (c)The Ryukyu Shimpo
本ウェブサイト内に掲載の記事・写真の無断転用は一切禁じます。すべての著作権は琉球新報社または情報提供者にあります。