サトウキビのとうど 上原夕芽・玉城凜 小禄南小学校4年



サトウキビの糖度について、サトウキビ農家で調べる上原夕芽さん(左)と玉城凜さん=沖縄本島南部の農家


土地で異なるのか?


 沖縄の基幹作物であるサトウキビについて調べるのが、小禄南小4年の上原夕芽さん、玉城凜さんだ。夕芽さんが新聞で「サイエンスクラブ」の広告を見て、「やってみたい」と思ったのがきっかけだ。指導する新垣輝生先生と一緒にテーマを考えた。いくつかの案の中から「サトウキビ」を選んだ。
 土地によってできる農産物の違いに着目、同じ農産物でも土の性質によって異なるのではと、南部、中部、北部と県内3地域のサトウキビを調べる。事前に夕芽さんと凜さんは、学校の図書館で食材の本から学習、サトウキビが野菜の部類に入っていることを知った。実際にサトウキビ畑に行って、農家の人や関係者から話も聞いた。「一番手間のかかることは?」「サトウキビの長所、短所は?」など、素朴な疑問を関係者にぶつけた。
 最近は機会がないとサトウキビを見ることもないし、なかなかそのままを味わうこともない。凜さんは、観光土産品店で買ったのを食べたことがあるそうだが、じっくりと調べて見ることで、サトウキビが身近なものになるだろう。

識者コメント


 土の性質に目を向けたのは良いと思います。ただ、場所によっては客土といってほかから土を持ってくることもあるので注意が必要です。
 サトウキビは沖縄全域で同じ種類なのでしょうか? (瀬名波)

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