琉球カジカガエルとヒメアマガエルの比較観察 わくわくシスターズ濱川陽 琉球大学付属小学校2年



カジカガエルとヒマアマガエルの違いを調べる濱川陽さん(左)と美波ちゃん=宜野湾市我如古の自宅


飛び方の違い、発見


 琉球大学付属小2年の濱川陽さんが、家の近くの側溝で見た琉球カジカガエルのオタマジャクシは黒かった。しかし、やんばる学びの森でもらったヒメアマガエルのオタマジャクシは透明。オタマジャクシで他にどんな違いがあるのだろうと、比べてみることにした。陽さん、妹の美波ちゃん(6)、そして母親のあけみさんも一緒に「わくわくシスターズ」を作って、調べていく。
 3人は成長したカエルが、どれぐらい飛ぶのかを家の風呂場で調べた。カジカガエルは低く飛んで15センチ、ヒメアマガエルは30センチ。また、オタマジャクシでえさの食べ方にも違いがあった。カジカは水面の下から泳いでえさを食べる。ヒメアメは、水面の上をすーっと泳いでえさを口に入れていく。
 困ったことはカエルになったときのエサ。コバエをあげようと思っていたが、なかなか見つからない。アリ、バッタ、ダンゴムシといろいろ考えたがうまくいかないようだ。
 陽さん、美波さんは昨年はサイエンスクラブでチョウチョを育てた。父親の謙さんは、「2回目なので、自分たちで考えて観察をするようになった」とその成長ぶりを話していた。

識者コメント


 2種のオタマジャクシの違い、よく気づきましたね。体の形では、前から見たり腹から見たらどう違うのかな?カエルのジャンプ競争、体の何倍飛べたかで比べたり、住んでいる場所や鳴き声も調べてみてはどうでしょう。(西平)

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