ベタの飼育・観察・繁殖 石原愛華 越来小学校3年
ベタが闘う姿を見たいという石原愛華さん=沖縄市越来の自宅
オスが闘う姿を見たい
タイのメコン川流域原産の熱帯魚「ベタ」は、「闘魚」と言われるほど闘争心が強い熱帯魚だ。愛華さんは、赤や青の美しいヒレを持つオス5匹と、比較的地味なメス2匹の計7匹を育てている。オス同士を一緒にすると、どちらかが死ぬまで闘うといわれることから、1匹ずつ別々の水槽で飼い、観察を続けている。
幼稚園の時の先生から飼っているという話を聞き、「闘う魚というのが面白くて、育ててみたいと思った」のがきっかけ。1年ほど前、ホームセンターで買ってもらい、飼い始めた。ベタは、水から口を出して呼吸ができ、水質にもあまり敏感でないため、比較的飼いやすいといわれる。それでも、隣り合った水槽だと、オス同士が威嚇し暴れて体を傷つけるため、間に仕切りの板を立てるなど、注意しながらの飼育だ。
7月からは観察日記をつけ、変化を記録。オスが泡を出すころにメスを入れると、やがて産卵するといわれることから、そのタイミングもうかがっている。オス同士を同じ水槽に入れたこともあるが、ケンカは起きなかったそうだ。「産卵するのも楽しみだが、今度はちゃんと闘わせたい」と話している。
識者コメント
ベタは飼いやすいでしょう。水草を植えておくと、やがて巣を作るかも知れません。ケンカさせたいなら、小さな水槽に雄2匹を入れてみたり、小ビンに1匹ずつ入れて隣り合わせておいたり、鏡を見せるのも面白いかもしれませんね。(西平)