グッピーの観察すみやすい水質調べ川畑朋慧 越来小学校3年
グッピーが長生きするための水質を調べる川畑朋慧さん=沖縄市越来の自宅
“長寿”目指し試行錯誤
自宅2階の玄関を開けると、右側の壁沿いに水槽がズラリ。小学校入学直前、植木市の出店で母親のめいこさんに買ってもらった9匹のグッピーが観察を始めたきっかけだ。「出店の人から、水槽の水は1日置いたものを入れて、パンくずを餌にあげたらいい」と言われ、その通りしたところ1~2日で全部死んでしまった。その悲しい出来事があって以来、試行錯誤を繰り返しながらグッピーに合った環境について研究を続けている。
川や池で捕ってきたり、ホームセンターで買ってきたものなど、種類や環境の違うグッピーで生育がどう違うのか。水を浄化するフィルターを付けた水槽と付けない水槽では、寿命に変化はあるのか。1日何回餌を与えるのがいいのか。疑問は尽きない。
観察は3年目を迎えるものの、朋慧さんは「(フィルター付きなど)整った水槽ではなぜか子どもが生まれにくく、そうでない水槽では子どもが生まれたりする」と話し、今でも予想と異なる新たな発見の連続だそうだ。現在、汚れを取り除くといわれる納豆菌を試したりしながら、大好きなグッピーの成長を楽しむ毎日だ。
識者コメント
うまく飼えるようになったかな。グッピーを捕った川や池の水で飼ってみたり、水草を入れたり、食べ残しを掃除したりしていますか? 難しい実験をする前に、あせらず楽しみながら、ちゃんと飼育できるようになれるといいですね。(西平)