“科学の芽”育成 10年を振り返る 自由な探求、羽ばたく力に
県内小中学生の「科学の芽」を育むことを目指して2011年度に始まった「新報サイエンスクラブ」(主催・琉球新報社、共催・沖縄美ら島財団)は20年度で10周年を迎えた。本年度は新型コロナウイルスの流行に伴い事業の中止が決まったが、これまでに289件の研究を助成し、延べ700人余りの児童生徒が研究者として参加した。新報サイエンスクラブは21年度から、形を変えて子どもたちの「科学の芽」を育む事業を展開する。過去の参加者や支援してきた専門家に研究への思いや学んだことなどを聞き、10年間の事業を振り返る。
他、沖縄美ら島財団総合研究センターの皆さま
企画・制作 琉球新報社営業局
新報サイエンスクラブは、子どもたちの自由な発想に基づく調査・研究を支援してきた。支援内容は、研究への費用助成をはじめ、沖縄科学技術大学院大学(OIST)など最先端施設の見学、専門家によるアドバイス、研究結果のまとめ方の指導、研究成果の発表会の実施―など多岐にわたる。毎年、研究をまとめた報告書集も発行している。
子どもたちが選ぶ研究は、「自然や動植物に関すること」を統一テーマに、沖縄の動植物の観察、環境問題や気象、地学の調査など幅広い。新報サイエンスクラブ参加の研究が、他の発表会で高評価を受けることも多かった。
同事業は琉球新報社の創刊120年事業として2011年度に始まった。事業の中で科学に関するさまざまな取り組みが行われた。県外研究者を招いた講演会をはじめ、16年度には共催の沖縄美ら島財団設立40周年記念事業の一環として宿泊体験学習も開催された。
16年度からは特別協賛のNTT西日本沖縄支店による「NTT武蔵野研究開発センタ(東京)」の見学ツアーに、参加者の中から抽選で複数人を派遣している。他にも19年度には沖縄美ら海水族館バックヤードツアーも行われた。16年度には文部科学省の「青少年の体験活動推進企業」中小企業部門・審査委員会特別賞を受けた。
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特別協賛 NTT西日本沖縄支店
▼協賛 沖縄コカ・コーラボトリング株式会社、石川学園、TSUTAYA
▼協力 沖縄科学技術大学院大学、公益財団法人沖縄こどもの国
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「新報サイエンスクラブ」は、10周年を迎える本年度をもって、研究助成を中心とした事業を終了することとなりました。次年度以降は、新たな「科学の芽」を育む事業を計画中です。楽しみにお待ちください。
<審査員・オリエンテーション講師>
與儀誠一氏 琉球大学名誉教授
佐々木健志氏 琉球大学博物館(風樹館)学芸員
古川雅英氏 琉球大学理学部教授
遠藤晃氏 南九州大学人間発達学部教授
他、沖縄美ら島財団総合研究センターの皆さま
企画・制作 琉球新報社営業局
1年間の主な活動
助成者へ奨励証授与(2019年)
学習イベント(16年)
研究発表会(20年)
OIST訪問(19年)
フォローアップセミナー(19年)
NTT研究所訪問(17年)
新報サイエンスクラブの歩み 「子どもの研究、多角的に支援」
新報サイエンスクラブは、子どもたちの自由な発想に基づく調査・研究を支援してきた。支援内容は、研究への費用助成をはじめ、沖縄科学技術大学院大学(OIST)など最先端施設の見学、専門家によるアドバイス、研究結果のまとめ方の指導、研究成果の発表会の実施―など多岐にわたる。毎年、研究をまとめた報告書集も発行している。
子どもたちが選ぶ研究は、「自然や動植物に関すること」を統一テーマに、沖縄の動植物の観察、環境問題や気象、地学の調査など幅広い。新報サイエンスクラブ参加の研究が、他の発表会で高評価を受けることも多かった。
同事業は琉球新報社の創刊120年事業として2011年度に始まった。事業の中で科学に関するさまざまな取り組みが行われた。県外研究者を招いた講演会をはじめ、16年度には共催の沖縄美ら島財団設立40周年記念事業の一環として宿泊体験学習も開催された。
16年度からは特別協賛のNTT西日本沖縄支店による「NTT武蔵野研究開発センタ(東京)」の見学ツアーに、参加者の中から抽選で複数人を派遣している。他にも19年度には沖縄美ら海水族館バックヤードツアーも行われた。16年度には文部科学省の「青少年の体験活動推進企業」中小企業部門・審査委員会特別賞を受けた。
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特別協賛 NTT西日本沖縄支店
▼協賛 沖縄コカ・コーラボトリング株式会社、石川学園、TSUTAYA
▼協力 沖縄科学技術大学院大学、公益財団法人沖縄こどもの国
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「新報サイエンスクラブ」は、10周年を迎える本年度をもって、研究助成を中心とした事業を終了することとなりました。次年度以降は、新たな「科学の芽」を育む事業を計画中です。楽しみにお待ちください。