リュウキュウカジカガエルについての研究

砂川朝春(沖縄市立高原小1年)

高いジャンプ力注目



リュウキュウカジカガエルについて研究する砂川朝春さん=2019年8月、沖縄市高原

 日ごろから昆虫に夢中の砂川朝春さん(7)は、ことし5月に県総合運動公園(沖縄市)の排水溝でオタマジャクシを捕まえた。オタマジャクシはその後カエルになり、「リュウキュウカジカガエル」という種類ということが分かったので、飼育しながらその生態や習性について研究することにしている。
 かごの中に2匹を育てていて、体長が大きいカエルを「スペーン」、もう一方を「ミニー」と名付けた。現在、朝と夕方を中心に観察を続けている。かごに入れた岩のくぼみや底に敷いたキッチンペーパーの隙間によく入り込むことに気付いた。「一度かごから逃げた時にも隙間に入っていった」と振り返り、「狭い場所が好きなのかもしれない」と考察している。
 生息環境についての実験も行った。リュウキュウカジカガエルを水槽に入れると溺れそうな様子を見せていたが、風呂場のシャワーで水の流れを作って渓流のような環境にすると快適そうに泳いでいたので、渓流のような環境を好むことが確認できたという。
 観察する中で注目しているのはジャンプ力。「すぐ外に飛び出してしまう。どのくらい飛べるのか調べてみたい」と声を弾ませた。

〈一言アドバイス〉


 リュウキュウカジカガエルをよくかんさつすると、いろいろなことがわかってきて、おもしろいですね。見つけたばしょで、ひると夜でよくなくのはいつかな? ジャンプ力は、体のなんばいとんだかでくらべてみましょう。(西平)

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