アメンボのひみつ2

宮國理也(那覇市立銘苅小2年)

水に浮く理由を探究


アメンボのひみつ2
アメンボの飼育に力を入れる宮國理也君=那覇市


 1年生のときにアメンボがなぜ速く水の上を走れるのか不思議に思い研究を続けてる宮國理也君。去年は捕まえたアメンボが卵を産んだのでふ化させて観察。石鹸水でアメンボが沈むことも分かった。もっとアメンボのことを知るために、今年は県内各地の水場でハネナシアメンボなど4種類のアメンボを捕まえ飼育観察した。「なぜアメンボが水に浮くのか調べたい」と力を込める。

 昨年に引き続き、どの液体にアメンボが浮くか調べるため、石鹸水、炭酸水、砂糖水、りんごジュースで実験。どれも水におなかはついていたが、浮いていた。「次は牛乳、油でも実験したい」と話す。「足のほうが体より長いからすいすい早く進むんじゃないか」「顕微鏡で見たら足だけ細かい毛が生えていたからその毛で浮くんじゃないか」。実験と観察から浮く理由を予測している。

 今後は海にいるウミアメンボをもう少し長く飼育したいという。「一度捕まえて育てたけど長く生きられなかった。飼育方法を工夫して育てたい」と意気込んだ。

〈一言アドバイス〉


 名前にアメンボがつくカメムシの仲間には、水面に浮いて生活しているいろんな種類の虫がいます。カタビロアメンボやイトアメンボの仲間は湧水などでもよく見られますので、あしの形や水面を歩くようすなどを観察してみましょう。(佐々木)

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