魚の骨ってどうなってるの?

島袋遼(那覇市立真地小1年)

特徴理解して標本作り



魚の骨ってどうなってるの?
いろんな魚の骨格標本作りに熱中する島袋遼君=那覇市


 魚が大好きで、その骨のことを知りたいと、魚の骨格標本作りに頑張っている島袋遼君。いろんな種類の魚を1匹丸ごと入手して、おいしくいただいた後は骨に付いた細かい身を取り除き、骨を一つ一つ分解する。骨はパイプ洗浄剤や漂白剤に漬けてきれいにして干す。サンマやマダイ、アオブダイ、キンメダイなどで挑戦した。大きなカジキは1カ月くらい土に埋めて骨を残すことにしている。

 川の魚も調べようと初めて釣りに挑戦し、外来種のプレコを釣り上げた。プレコのうろこはペンチでしか取れないほど固く、頭の部分もかなりきれいに残すことができた。タマンの骨を分解しているときに「あるのは知っていたが初めて見た」という耳石を見つけたのが印象に残った。

 これまでに20種類以上の骨を残すことができた。これを標本にするには再び骨をきれいに並べて組み立てなければならない。難しい部分はあるが、毎日魚に触れ「この骨はここの部分」と覚えてきた。できる範囲で魚の特徴にあった標本の見せ方を考えていきたいという。
  

〈一言アドバイス〉


 じ石のもようおもしろいですね。うろこのもようはどうかな? 骨のほかにも、ヒレのすじと、口の歯やいんとう歯、アバサーのトゲなどもしらべ、それらをこい酢につけておくとどうなるのかも、かんさつしてみましょう。(西平)

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