リュウキュウカジカガエルの飼育にチャレンジ わくわくシスターズ(琉大付属小) 濱川陽(3年)美波(1年)
網を張った水そうのふたはお父さんの手作り。リビングの真ん中に置いてかわいがる濱川陽さん(左)と美波さん=宜野湾市我如古の自宅
どの虫食べるか注目
カエルを飼育し毎日バッタ取りに励む仲良し姉妹。リュウキュウカジカガエルの「でかちゃん」に食べさせるため多い日には50匹ものバッタを捕まえている。
一番のピンチだったのは今年の雨不足。オタマジャクシがいた溝は干上がり、夜に聞こえるカエルの声も日々小さくなっていく。「絶滅するかも」と心配していた8月中旬、溝に落ちていたビニール袋の下の湿ったところに数匹のカエルを発見。さっそく連れ帰って飼い始めた。
一番の関心は「えさ」。カエルがすんでいた場所で捕まえることにこだわり、毎日虫あみをふっている。何をどのくらい食べたのかを調べるため、2日に1回ほどは水そうをお風呂場で掃除し、残っている虫の種類や数を確認している。
これまでに食べたものは1センチほどのバッタのほか4ミリのクモ、9ミリのゴキブリなど。シジミチョウや死んだバッタには手を付けず、食べたことのある種類でも3ミリのクモや3センチのバッタは食べ残した。虫のスケッチでにぎやかな観察日記をつけながら、カエルとの生活を楽しんでいる。
識者コメント
死んだバッタを食べなかったのはなぜかな? 食べられた動物が、カエルより小さいか大きいか、動きがすばやいかゆっくりか、エサにもちゅういしてかんさつするといいかもしれませんネ。カエルの気持ちを考えてみよう。(西平)
関連記事