シリケンイモリの子そだて

松代奈海(那覇市立石嶺小2年)

成長を詳しく記録



シリケンイモリの子そだて
3匹のシリケンイモリに「くろろ」「テンテン」「イー」と名付け飼育観察を続ける(左から)松代奈海さんと妹の紗衣さん=那覇市


 1月に公園の水辺でシリケンイモリを発見した。毒があると聞いたので触れなかったが、5歳の妹紗衣さんが2匹を捕まえた。自宅で観察していると、6日後、水草に卵が13個産みつけられているのを確認した。成体2匹は元の場所へ戻し、卵から大人になるまでを研究することにした。
 2月に入ると卵がかえった。前足や後ろ足が生える様子など変化を写真に撮り、ノートに記録している。7月には3匹が水中から陸へ上がり、すぐにえらが顔の横にくっついた。中間報告会で先生に質問し、両生類は成長するとえら呼吸から肺呼吸になることが分かった。透明だった体は黒、腹はだいだいになり、脱皮もした。
 「シリケンイモリは25年生きるんだって。私がお嫁にいく時も連れて行くんだよ」。

〈一言アドバイス〉


 たまごからの子そだて、たくさんのはっ見があって、楽しいですね。これからの観察で、エサの好ききらいや体のへん化も、きっちりきろくしましょう。親は今でも水辺にいるかどうか、シリケンのいみも気になりますネ。(西平)

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