自然の物を使って絵の具が作れるかな?

那覇市立城東小3年 与那原真央

理想に向かって試行錯誤



自然の物を使って絵の具が作れるかな?
ブーゲンビリアをすりつぶしてしぼり、きれいなピンクに染まった指を見せてくれる与那原真央さん=那覇市


 工作や実験、観察、そして3年生になって始まった理科が「とっても楽しくてわくわくする」ほど大好き。サイエンスクラブ主催の沖縄科学技術大学院大学見学でも、液体窒素を使った実験を見せてもらい「かっこよかった」。

 絵を描くことや花も好きで「身近な材料で絵の具が作れるかな」と研究を始めた。絵の具を作るにはたくさんの花が必要だが、那覇市に住んでいるので材料集めも大変だ。やっと集めてきた花びらなどを、手が痛くなるまですり鉢ですりつぶす。色が薄かったり、予想と違う色になったりとがっかりすることも多いが、それでも実験は楽しい。どうしたら濃い色が出るか、とろとろの絵の具にするにはどうしたらいいのか。試行錯誤が続く。

〈一言アドバイス〉


 市販の絵の具や染料も自然素材を試行錯誤しながら開発されてきたようです。最近はWeb上でも絵の具の作り方が紹介されており、ちなみに水彩絵の具はアラビアゴムと水があればできるようです。他の資料や素材も積極的に活用してみて下さい。(安座間)

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