絶滅危惧種の琉球豆を、豆から栽培して育て、手作りの納豆や豆腐を作ろう

沖縄カトリック小学校5年 石嶺真玖史 港川小学校2年 石嶺真麗乙



琉球豆の栽培に挑戦している(左から)石嶺真玖史君と真麗乙君=浦添市


大切に育て いよいよ収穫


 昔から沖縄で栽培されてきたものの、だんだんと数が減ってきている「リュウキュウマメ(琉球豆)」。その存在を知り、強い関心を持った。もともと自宅で薬膳みそを作っていたこともあり、「琉球豆を使ってみそを作ってみたい」と考えている。

 那覇市の繁多川公民館で栽培されていることが分かり、懇願の末、貴重な豆を分けてもらった。特徴を調べるため、一般に販売されている国産の豆と同条件で栽培し、成長の過程を観察している。こまめに写真を撮って記録を残すうち、琉球豆は国産のものと比較して芽が小さく、根も細いことが分かった。

 鳥に食べられたり葉ダニがついたりとトラブルに見舞われつつ、力を合わせて世話し、なんとか豆を採取できるまでに成長した。「もうすぐ豆が食べられるようになる。どんな味がするのか楽しみ」。

一言アドバイス


 琉球豆で作った納豆や豆腐などの食品が他の豆で作った食品に比べて特徴があれば豆の栽培量も増えると思います。従来の製造法を改良して納豆や豆腐を作り、これまでの食品よりもおいしい食品を開発してください。(與儀)

主催:琉球新報社 共催:一般財団法人 沖縄美ら島財団
〒900-8525 沖縄県那覇市泉崎1-10-3  (c)The Ryukyu Shimpo
本ウェブサイト内に掲載の記事・写真の無断転用は一切禁じます。すべての著作権は琉球新報社または情報提供者にあります。