カバマダラの蛹化の完了と羽化は朝8時頃? 赤嶺周哉(琉大附属小2年)



カバマダラのさなぎや幼虫がついている食草を観察する赤嶺周哉君=浦添市


大好きなチョウ 題材に


 幼稚園のときにカバマダラを見て関心を持った赤嶺周哉君。「きれいなチョウだよ」とカバマダラのオスとメスの模様の違いなどを説明し、既に「カバマダラ博士」のようだ。これまでも自宅でカバマダラの観察を続けてきたが、さなぎになった時間と羽化の時間がだいたい同じだったことを不思議に思い、ことしはさらに研究を深める。

 自宅のベランダで食草を育てている。ことしは6月下旬から記録を付け、タブレットにも写真や動画がたくさん入っている。これまでに卵を確認したのは16個。「ぷりぷりしてかわいい。おしり(の模様)がおじさんみたい」という幼虫は毎日の成長が早い。「長さの測り方を知りたい」と話していた。

一言アドバイス


 研究で得た新たな疑問の解明は科学する者の楽しみでもあります。本研究は目的や計画もしっかりしており研究結果が楽しみです。長さの測定には直接定規で測定する方法や、幼虫にストレスを与えないために方眼紙の上で写真測定する方法もあります。(安座間)

主催:琉球新報社 共催:一般財団法人 沖縄美ら島財団
〒900-8525 沖縄県那覇市泉崎1-10-3  (c)The Ryukyu Shimpo
本ウェブサイト内に掲載の記事・写真の無断転用は一切禁じます。すべての著作権は琉球新報社または情報提供者にあります。