植物の種類によって花粉は違うのだろうか 宜野湾中1年1組 島袋七海、安森悠、宮里奈央、原田あつき



植物を見つけると花粉に目がいくようになったという(左から)宮里奈央さん、島袋七海さん、安森悠さん、原田あつきさん=宜野湾市赤道の宜野湾中


顕微鏡のぞきわくわく


 「小学校で花粉について習ったが、見たことはないので調べてみたいと思った」ことをきっかけに研究テーマを設定した。
 4人は学校周辺から50種類の花粉を採集する予定だ。通学途中も道端などで植物を採集し、研究材料にしている。今はイネ科を中心に調べている。宮里奈央さんは「イネの花粉は風が運んでくるのだろうか。小さすぎて、顕微鏡でも見えにくい」と研究の苦労を話す。
 原田あつきさんは「研究を始めて、花や植物がよく目につくようになった」、安森悠さんは「花粉は風で飛ばされるというのを授業で習い、おもしろいと思った」と話す。島袋七海さんは「公園でも花などに目がいき、花粉にどういう違いがあるのか考えるようになった」、宮里さんは「違う花の花粉が一緒になったらどうなるのかな」と、研究を通して新たな疑問も湧いてきた。
 4人は顕微鏡で大きさを調べる係、調べたものを記録する係と役割を分担し研究を進めている。指導する比嘉俊教諭は「研究の成果も楽しみだが、4人の成長も楽しみ」と期待する。

識者コメント


 花粉は立体的(厚みがある)なので、顕微鏡で観察する時や写真撮影する時は、ピントの合わせ方によって、形や大きさが違って見えることがあるので注意してください。形を表現するのはスケッチが有効だと思います。(瀬名波)

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