雑草の種の特徴と発芽状況について 新垣浩孝、千浩(東風平小3年)



昨年から雑草について研究している新垣浩孝君(左)と千浩さん。今年は種の特徴も調べる=八重瀬町伊覇の自宅


強さの秘密を探る


 昨年、サイエンスクラブで雑草が生えにくくなる方法について調べた新垣浩孝君と千浩さんは、今年はその「種の特徴」と「発芽」について研究を進める。昨年の研究から「雑草は長い年月をかけてさまざまに変化し、強くたくましくなってきたのではないか」と考えた。
 「刈っても刈っても雑草は出てくる。どうしてなのか。花は台風が来るとしおれてしまうが、雑草は水をかけなくても成長するのでその理由を調べたい」と浩孝君。ことしは、雑草の種を集めて、大きさ、硬さから答えを見つけていく。
 夏休み中に20種類の雑草の種を集める予定だ。「種は飛ばされてくるのか、近くに落ちているのか。どうやって運ばれてくるのか」「洗濯機に入れても種は育つのか? 塩水につけるとどうなるのかな」と調べたいことはたくさんある。
 「雑草の名前を探すのが難しかった」(浩孝君)、「朝、早く起きて石けん水や塩水などいろんな水を雑草にかけるのが大変だった」(千浩さん)と2人は昨年の研究の「苦労」を話す。今では、親戚の人たちから「雑草はどうやって取り除くの?」と質問されるようになった。父・浩和さん、母・里美さんのサポートで、ことしはさらに「雑草」について深めていく。

識者コメント


 環境が厳しすぎて、全く発芽しないことも頭の隅に置いておきましょう。また、発芽だけで雑草の強さがはかれるのですか? 種は採れる季節が決まってますが、採集したい植物の種は大丈夫ですか?(瀬名波)

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