沖縄の川の石の標本を作る

税田三香子(恩納村立恩納小1年)

珍しい石拾いたい


沖縄の川の石の標本を作る
お気に入りの石を手に笑顔を見せる税田三香子さん=2018年7月、恩納村


 小さい頃から石が大好きで、段ボールいっぱいの石を集めている税田三香子さん(7)。川にはきれいな石がたくさんあるだろうと思い、調査することにした。

 調べるのは北・中・南部の川。上流から下流までの石を集めて標本を作る。源流近くまで行けて、採取ポイントが限定されない川という条件で奥川、比謝川、国場川に決めた。奥川で上流から下流にかけての10カ所で気に入った石を数個ずつ集めた。「上流はざらざらした石が多くて、下流はキラキラした小さな石が多かった」と目を輝かせる。お気に入りは下流域で拾った白く光る石だ。

 今後、比謝川と国場川でも同様に石を集めて川ごとの差や流域ごとの特徴を確認したいと考えている。「珍しい石をたくさん拾って標本にしたい。石の種類を図鑑とかで調べたい」と意気込んだ。

〈一言アドバイス〉


 沖縄には、1億年前や2億年前にできた、とても古い石があります。また、石の種類もおおいので、調べるのはたいへんですが、いろいろな石を拡大鏡やルーペで観察してみましょう。石の研究がもっと楽しくなりますよ!(古川)

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