沖縄のいろいろな所の土で、そめて、くらべる

税田千智(恩納村立恩納小2年)

土の違いに興味津々


沖縄のいろいろな所の土で、そめて、くらべる
同じ土と思っていたがいろんな土があると知り関心が高まった様子の税田千智さん=恩納村


 税田千智さんは図書館の本から、土で布を染められることを知り、自分でもやってみたいと思い、沖縄のいろいろな場所の土で染めて比べることにした。

 まず沖縄の土のことを調べた。沖縄こどもの国で、沖縄の土壌には酸性の強い国頭マージ、アルカリ性の島尻マージ、粘土質のジャーガルがあって、それぞれ色や粒の大きさなどに違いがあった。「土は全部同じだと思っていたけど違う」。土に興味がわいた。

 地域、地形などの違う20カ所くらいから土を集める計画。どこの土を比べるのがいいか下調べをしながら集めていく。国頭村の辺戸岬と大石林山で拾ってきた土は、色や粒の大きさが違う。大石林山の土は少し赤っぽいので国頭マージと予想。辺戸岬の土は島尻マージと似ていて「さらさらしているので良く染まりそう」。土の色から、染めたらどのような色になるか想像するなど、布を染めるのが楽しみだ。粒子を細かくして生地にすり込むなど、染める方法もいくつか変えてチャレンジしたいという。

〈一言アドバイス〉


 土の色は、黄色、茶色、赤色など、さまざまですね。沖縄には、青色がかった灰色の土もあります。これらの土で布を染めると、どんな色になるのかな?色のちがう土を混ぜたり、布の種類を変えたりすると、色も変わるのかな?楽しみですね。(古川)

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